椎間板ヘルニア（坐骨神経痛）がＭＲＴの仙骨治療で改善した

　ＭＲＴを受ける前の私の状態は、腰痛と左足の後ろ側のしびれがある坐骨神経痛が辛く、特に寝返りができず、上を向いて寝ることができませんでした。また、早朝に足の強いしびれでよく目が覚めていました。

　病院でＭＲＩを撮ったところ、椎間板ヘルニアだと診断されました。温熱療法やけん引をしましたが、けん引をすると腰痛が余計にひどくなりました。また、痛み止めの薬を処方されましたが、それを服用しても根本的には良くならないことに気付き、半年ほどで飲むのを止めました。

　痛みが辛いので、本で知ったゴッドハンド（神の手をもつ）と言われる治療師に診てもらうため、姫路から東京の整骨院まで10回通い、仙腸関節の調整をしてもらっていました。

　ところが、その整骨院での初回の施術翌日から首が痛くて、頭を持ち上げることができなくなってしまったのです。そこで地元の整形外科へ行くと「頸椎捻挫になっている」と診断されてしまいました。

　その当時は、整骨院での施術と翌日の頸椎捻挫が全く結びついていませんでしたが、冷静に振り返ってみると、整骨院での頸椎への無理な施術がたたっていたのだと気付きました。

　有名なゴッドハンドと言われる治療師の東京の整骨院まで通っても、身体の状況は全く改善しませんでしたが、その時に仙腸関節の施術を受けていたことで、「仙骨」という骨があるということを知り、地元のフリーペーパーに「仙骨」と載っていたことから、ＭＲＴの仙骨治療にピンときたのでした。

　しかし、実際にＭＲＴの仙骨治療を受けてみると、これまで受けてきた様々な治療法と違い、全く痛みがなくすぐに終わってしまうので、正直に言うと「これだけで治るのかな･･･？」と思いました。ただ、仙骨治療後に『センコツくん』に乗っている時に、左足の後ろ側やでん部が、今までよりもジンジンしびれたような感じがしたのを覚えています。

　初めて仙骨治療を受けた後の１～２週間は、とにかく眠気が強くよく眠ることができました。その後は、今まで右足首の捻挫で痛めたところ、肩凝り、頭痛などの逆行が次々に出ては消えていきました。

　私にとっては痛みがあることが当たり前になっていましたので、仙骨治療20回目を過ぎたくらいから、気が付いたら今までのしびれや痛みがないことにビックリして、不思議な感じがしています。

　また、美容院で2時間座っていると、毎回痛みが苦痛で左右の膝を交互に折り曲げて両手で支え、座る体制をよく変えていたのですが、その時の痛みもなくなっていきました。

　最初は痛みを取りたくてＭＲＴの仙骨治療に通っていたのですが、必要があって痛みはあるのだと知り、痛みのある部分も自分自身の一部だと思うと、痛みを取り除くことよりも共生していくような、受け入れる気持ちが大切で、そうすると自然に痛みがなくなっていくことを、自分自身の体験を通して感じています。

　そして、薬を飲んで痛みをごまかしてなんとか動けるようになったとしても、そうやって無理を続けているうちに、さらに症状が悪化してしまうから、薬を飲んで痛みをごまかし続けることはダメなのだと気付いてきました。

　また、仕事や家族のことなど、先のことを思っていろいろ考えて心配することが多かったのですが、焦りがなくなってきたように思います。対人関係でも、今まで辛抱することが多かったのですが、自然と自分の意見をはっきりと言えるようになってきました。

　毎回、いろいろなＭＲＴのお話が聞けて発見があるので、ＲＴの先生との対話が楽しみです。偶然にＭＲＴに来ることになったのではなく、遠回りをしたように思う体験も、実は必要があって、ＭＲＴへ来ることになったというお話が印象に残っています。

　病気になることで、いろいろなことに気付きましたので、痛みのある人の気持ちも理解できるようになりましたし、健康の意味やありがたさを実感できるようになりました。ＭＲＴでお話して頂くことも、自分の知りたかった答えのような気がします。

　今思えば、ＭＲＴとの出会いにより、いろいろな形で私の探していたものを少しずつ体験を通して見せられ、理解することになっていたと感じます。今後もＭＲＴの仙骨治療を継続して身体と精神面を調えていきたいと思っています。

※体験談は個人の感想であり、ＭＲＴ仙骨治療による効果を説明するものではありません。